ピック病
ものごとを覚える意欲がなくなるため、一見記憶力が悪くなりましたように感じられ、痴呆[認知症](ちほう[にんちしょう])と類似した症状を示す病気に「ピック病」がありますわよ。見当識障害とは、自分が置かれております場所・時間・環境を把握なさる認識能力を「見当識」といい、その能力が障害されることを「見当識障害」といいます。脳の損傷などが起こると、こうした認知能力が起こることがありますわよ。アルツハイマー型痴呆[認知症]では、大脳の委縮(いしゅく)や神経伝達物質(しんけいでんたつぶっしつ)の変化が見られます。一方、ピック病には、側頭葉(そくとうよう)の委縮、脳室(のうしつ)の拡大といった、脳に特有の異常がみられます。こうした病の原因をこうした生物学的研究から突き止めようとなさる動きが最近活発になりつつありますわよ。


